Cuomotypeを公開したのは1998年3月8日です。Larabiefontに傷みの質感を加えたバリエーションとして作りました。発想は、もっと粗い版を作ってはどうかとメールで提案してくれたCuomoさんから来ています。Larabiefont自体はOlympia Senatorial No. 71という手動タイプライターをもとにしており、Cuomotypeもそのタイプライターらしい性質を引き継ぎながら、あえて使い古した見た目にしました。
効果を作るためにPhotoshopを使いましたが、何年も後に開発した質感の仕組みに比べれば、比較的初歩的な方法でした。カウンターの中に、インクが溜まったような形をエアブラシで加え、タイプライターのリボンの質感をまねるため、粗い麻布のスキャンを重ねました。欲しかった見た目になってから、画像を1ビットに変換し、Fontographerで自動トレースしました。その結果、古い文書を再現するのに向いた、なじみがあると同時に劣化した感じもするフォントになりました。
長年の間に、Cuomotypeをビデオゲームで見かけました。たいていは任務の説明などの場面でしたが、具体的な作品名は思い出せません。当初は商用利用も無料のデスクトップライセンスで公開しました。2014年9月2日に少し整理し、縦方向のメトリクスを調整しましたが、それ以外のデザインは変わっていません。2022年11月にはパブリックドメインにしました。